Mold

カビについて

キレイな空気で暮らすための知恵

カビについて詳しく知ろう

カビの知識と対策

カビに悩む女性のイラスト
Information.01

カビが繁殖する条件とは

【 家の中に発生しやすいカビの種類 】

黒カビ(クラドスポリウム) イラスト

低温乾燥でも活動する、家の至る場所にいる・よく見るカビ

青カビ(ペニシリウム) イラスト

黒カビと同じぐらい空気中にいるカビで、粒子が細かいのが特徴

ススカビ(アルテルナリア) イラスト

湿気が多い場所でスス状に広く繁殖し、胞子が大きく軽いカビ

夏カビ(トリコスポロン) イラスト

夏の肺炎を起こす要因になるカビで、高温高湿を好むカビ

カビが生えるメカニズム

カビは菌類の一種です。元々、土や植物などについている種(真菌)が風などで空中に浮遊して、これが物体に落着後発芽し、菌糸をはります。湿気や温度などの条件が備わると胞子柄が伸び新しい胞子をつくります。胞子になると私たちの目にみえる“カビが生える”状態です。またその胞子は空気中にも拡散するため、カビを認識した時には日常的に家の中や外のあらゆるところにカビが漂っている可能性が高いです。

カビ発生のメカニズム イラスト

カビが繁殖する要因は5つ

カビは、土壌、チリやホコリ、植物、食品原料などを基に、外気の中に1㎥あたり100~1000個飛んでいると言われています。それが室内に空気と一緒に入ってきて、室内にも定着するのです。その胞子が成長をする条件があります。(右図)その中でも家庭で対策、もしくは家づくりに使う素材そのもので対策できるものとそうでないものがあります。次の項目では、カビの発生を防ぐために最も重要な水分(湿気)についてより詳しく見ていきましょう。

カビが繁殖する要因5つ イラスト
Information.02

室内の湿気について知る

【 家の中の湿気の発生源 】

家の中の湿気の発生源 イラスト

湿気とカビの関係性

家の中は湿気が生まれる要因がたくさんあり、その対策は風通しを良くすることや、太陽の光を取り込むなど様々です。
この湿気を放って、気温と湿度のバランスが一定数を超えた時にカビは大繁殖します。(温度25℃〜35℃の状態で湿度が60%を超えている状態が一番繁殖しやすく、まさに日本の夏によくある状態です。)
また、室内の空気に水分を貯めておくことができない量になると、それは結露として部屋の中に現れるのです。

湿気とカビの関係性 イラスト

湿気が多いとカビだけじゃなくダニも増える

日本では特に夏場にカビが発生しやすく、その要因は結露です。結露が発生しやすい場所は、エアコンの中、窓ガラス、押入れ、棚や家具の後ろなどです。そういった場所で結露が起こると、そこにカビは生えやすく、そのカビを餌とするダニも繁殖しやすい状況になるのです。また、そういった場所には埃も多く、カビ繁殖→ダニ増殖→ハウスダストの増加、そしてそれにまたカビが繁殖するという悪循環が生まれてしまいます。そういったカビを主体としたアレル物質が人の体に入ってくるとどうなるのでしょう?それについて次項で詳しくご説明します。

湿気が多いとカビだけじゃなくダニも増える イラスト
Information.03

カビが人の身体へ及ぼす影響

こんな病気を引き起こす危険が

身体に悪影響を及ぼすカビ菌はさまざまな病気を引き起こします。空気中のカビを吸い込むことによって咳やたん、微熱などの初期症状があらわれ風邪の症状と勘違いすることがあります。(そのまま放置しておくと肺がカビに感染し機能が低下し、最悪死に至る場合もあります。)
また、最近ではカビが皮膚の傷口や耳の中に入り炎症を起こし、皮膚炎や中耳炎の原因になることも。さらに、カビがダニの餌にもなるためカビが増えるとダニも繁殖するため、ハウスダストによるアレルギーの原因にもなります。特に免疫が低いお年寄りや小さいお子さんには気をつけたいですね。

カビが人の身体へ及ぼす影響 イラスト
Information.04

カビ防止と漆喰について

【 天然スイス漆喰はカビが生存しにくい環境をつくる 】

カビ防止と漆喰について イラスト

天然スイス漆喰の部屋の場合

カビを発生させないためには、家の中で5つの要因を取り除く必要があります。漆喰は天然の空気清浄器と除湿器ともいえます。電気を使わないのでエコな上に多機能です。

湿気とカビの関係性

家の中は湿気が生まれる要因がたくさんあり、その対策は風通しを良くすることや、太陽の光を取り込むなど様々です。この湿気を放って、気温と湿度のバランスが一定数を超えた時にカビは大繁殖します。(温度25℃〜35℃の状態で湿度が60%を超えている状態が一番繁殖しやすく、まさに日本の夏によくある状態です。)また、室内の空気に水分を貯めておくことができない量になると、それは結露として部屋の中に現れるのです。

細菌・微生物の生存可能域 イラスト
漆喰豆知識

カビの栄養分となるのは、有機物です。だから、漆喰にはカビはそもそも生えにくいのです。しかし、漆喰でも、混ぜ物がないor少ない本漆喰でないとカビは生えます。(一般的な漆喰で含まれるすさ・藁・のり・樹脂などは有機物)天然スイス漆喰は、石灰石を主にした本漆喰で混ぜ物がほとんどありません。万が一カビが生えても、根を成長させるだけの栄養がないため、簡単に取り除くことが可能です。

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空気のことを深く知ろう

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