Method

伝統製法へのこだわり

300年変わらない伝統製法のイラスト
高品質な石灰石を使う
低温でじっくり熱を加える
きめ細かな生石灰ができる
Caを多く含む水で消化する
塗った後に再石灰化する
Swiss Wall完成
十分な熟成期間を取る
高純度の消石灰ができる
Method 01
スイスの山並みの写真

/ SWISSWALL PURE LIME

スイスアルプスで採れる
ピュアライム

アルプス山脈から石灰石を発掘している写真

スイスウォールの原材料は石灰石の山とも言えるアルプス山脈から採掘されます。アルプス山脈は元々サンゴ礁やアンモナイトが生息する海底でしたが、2億5千年前に起こった地殻変動により地表へ押し上げられ山脈となりました。そのため石灰資源が豊富であり、スイスウォールはその中でも高品質な「Quality A」の消石灰のみを厳選してつくられています。高品質な消石灰を使うことで、ボンドなどの添加物を混ぜずとも硬く強い漆喰をつくることができるのです。

Method 02
低温焼成イメージ写真

/ LOW TEMPERATURE FIRE

低温焼成というこだわり

アルプス山脈から石灰石を発掘している写真

スイスウォールは石灰石を低温でじっくり時間をかけて焼成します。丁寧に焼いた石灰石は、粒子の細部にまで均一に熱が浸透し、粒子の大きさが揃った細かい多孔質状の生石灰になります。低温焼成した石灰石によってつくられた漆喰は柔軟性があり、さらに仕上がりが硬く、ひび割れに強くなります。また、多孔質であることが呼吸性・調湿性・浄化作用等、スイスウォールのすべての機能を高める重要なポイントになるのです。

アルプス山脈から石灰石を発掘している写真

一般的な漆喰に使われる石灰石は、重油を用いた高温の炎で、短時間焼成されています。そのため、石灰石の表面と中心部では焼きムラが起こりやすく、粒子の中の二酸化炭素が抜けきれず、粒子の大きさがバラバラの生石灰が出来上がります。高温で焼いた石灰を使った漆喰は、均一でない粒子の部分に負荷がかかりやすく、割れやヒビ原因となるのです。

Method 03
石灰石の写真

/ PURE LIME AGING

焼いた石灰石を消化して
3ヶ月熟成する

消化のメカニズムのイラスト

焼いた生石灰を水と反応させる「消化」という過程の際には、充分な水量があることや、水との反応時間を充分に取ることで、より細かいところまで化学反応が起き、より粒子の細かい多孔質状の消石灰(漆喰)となります。さらにスイスウォールは、より良い漆喰にするために反応させた消石灰を寝かせる熟成期間を取ります。そうすることで石灰成分のみでも粘りが生まれ、塗った後に硬く強い仕上がりとなり、ひび割れに強くなります。このようにスイスウォールは、時間を惜しまずに丁寧な製造過程、時間をかける伝統製法を守り続けています。

Method 04
美しい水イメージの写真

/ CLEAR WATER

スイスの美しい水を使う

スイスウォールの品質はスイスでしか作れない理由がもう一つあります。それはアルプス山脈の恩恵を受けた硬度の高い水。漆喰はシンプルな成分から構成されているため、原材料の影響を大きく受けます。アルプス山脈から流れ出す水は、石灰岩の影響を受け、カルシウムを豊富に含んだ天然の硬水となります。その豊富なカルシウムを含んだ水でスイスウォールは作られています。

水のカルシウム分量グラフ
|