施工事例

Works & Interview

F様邸里山近くの故郷になる家

里山近くの故郷になる家 外観写真

周りとの環境を考えた素材選び

私たちは都会でのマンション暮らしから、すぐそばに里山がある土地へと引っ越しました。妻がもともと自然豊かな故郷を大事に思っていたこともあり、子どもたちにも同じように故郷をつくってあげたいという思いが募ったからでした。
その地域の風景に溶け込むような家づくりを考えていくと、使う材料は風合いのある自然素材にすぐに決まりました。ご近所には田舎暮らしを楽しんで庭やお家の手入れを自分でする方が多く、スイスウォールならではの塗り壁の風合いや、瓦屋根の外観や、アプローチから玄関ポーチに入ってすぐの足場板のベンチをほめてくれます。手を加えることで素材自体が長持ちするスイスウォールとの見た目のバランスももちろんですが、寒暖の差がはげしい土地柄のため、窓は木製のトリプルサッシを選択しました。

周りの環境を考えた素材選び 素材の写真
里山近くの故郷になる家 暮らしの風景写真
里山近くの故郷になる家 漆喰と洗面の写真

住みはじめてからの実感

私たちはもう自分の家に慣れてしまっているので分からないのですが、近所の人が言うには雪が降るような日でも、わが家の室内は無垢材の床のぬくもりとも相まって暖房器具からではない暖かみが感じられるそうです。他にも建具などに無垢材を使っていますが、手触りなどの素材感の良さの反面、季節によって建て付けの悪いことがあることは受け入れて過ごしています。

また、LDKにスイスウォールを使いましたが、育ち盛りの子どもが3人いるので、元気いっぱい遊んでいる時に汚れた手で壁をさわったり、壁の角に物をぶつけてしまったりする時があります。初めは一部漆喰が欠けてしまうこともあってはらはらしながら見ていたのですが、カタログに載っていたメンテナンス方法の通りに簡単に補修することができました。自分たちで家を手直ししながら大事に住んでいくということが、子どもたちにも伝わっていたらいいな、と思っています。

里山近くの故郷になる家 内観の写真

主人が仕事から帰ってきたらすぐにダイニングにいる子どもたちが走って玄関まで出迎えて、着替える為に和室、手を洗うサニタリーと主人が移動するのに合わせて、今日あった出来事を3人バラバラでたくさん話しているのを見ると、またこの子たちにも子どもができてこの家で一緒に過ごせる日が来ることを思い浮かべたりします。